ICTを導入した事業所における効果を見てみましょう。
厚生労働省老健局認知症施策・地域介護推進課が発表した「令和2年度ICT導入支援事業 導入効果報告まとめ」によると、ICTを導入した6割以上の事業所が、以下のような効果があったと回答しています。
- 直接ケアにあたる時間が増加した
- 支援の質が上がった
- 業務上の単純ミスが減った
- 勤務態勢が改善された
- 業務管理が効率化された
- 間接業務の時間が削減された
情報の記録・入力や各種会議などの間接業務時間の削減について、92%の事業所が削減されたと回答しました。介護などの直接ケア時間の増加については、68.7%の事業所が増加したと回答しています。
入力などにかかる事務作業が減り、介護に使える時間が増えたといえるでしょう。