障害者福祉の最大の目的は「障害者の自立支援」です。障害者支援の基礎となる障害者総合支援法では、障害があっても自立した生活が送れるように支援することを目的としており、以下のような6つの理念を掲げています。
- 障害の有無にかかわらず平等に基本的人権を持ち、かけがえのない個人として尊重されること
- 障害の有無で分けられることなく、人格と個性を尊重しながら共生社会を実現すること
- 障害者(児)が可能な限り身近な場所で必要な日常生活や社会生活を営むための支援が受けられること
- 社会参加の機会が確保されること
- どこで誰と生活するかを選択でき、地域社会で他の人々との共生が妨げられないこと
- 障害者(児)が日常生活や社会生活を営む上で障壁となるものの除去に資すること
また、2018年の障害者総合支援法の改正では、障害者の生活の場を施設などから地域社会へ移行できるよう、「生活」や「就労」のさらなる支援充実や障害児支援の多様なニーズへの対応の支援拡充が図られました。