それでは、どのようにして行けば良いのでしょうか。
①については相当の仕組みや仕掛けが必要で、このような問題を招かないためには定着と魅力を創ることです。
例えば通所介護で言えば、
「このような関わりをしてみたい。」
「他にはないサービスをしている」
などの魅力や誇りとともに、自分のありたい姿をイメージし、それに近づいている(近づこうとしている)というような育成環境を作る必要があります。
次に②ですが、モチベーション、つまり何によって動機づけられるかということを自分はもちろん、リーダーも知っていることが求められるのです。
ちなみにあなたのモチベーションが下がる時はどのような時でしょうか。
自分のモチベーションが下がる要因を知れば、それを招かない環境を意識することができるのではないでしょうか。
また、外発的な動機づけとして「なるほど、確かに」という納得に繋がる学びや気づきも良い効果があります。
最後に③の人間関係です。
これは離職の直接要因になる訳ですが、多くの職場では「自分で精一杯」というゆとりのなさや、思いやりのなさなどが根底に存在するとともに、基本コミュニケーション能力の低さ(知識不足)と「自分は出来ている」という自己評価が高い傾向などがあると感情的なコミュニケーションをするようになります。
リーダーは、これらのスタッフ把握を行いながら、必要なアプローチを心掛ける必要があるのです。
次回は、マネジメントの質を高める新しい取り組みについてお話します。