あかりさんの能力だけが特別なのではありません。
実に多くの子どもが同じくらいの能力を持っていたにも関わらず、長い間寝かされ続けて、ついには何もできない子にされているのです。
大人の障害者でも同様です。
動けないから何もできないわけではなく、テクノロジーの適切な適用があればコミュニケーションのみならず、社会で活動することさえ可能になるのです。
現在、WebサイトやSNSを通じて、支援機器の活用ノウハウ、さらにはたくさんの実例が報告されています。
それでも、支援者(教諭・コメディカル・ヘルパーや家族)の「パソコンが苦手」という思い込みが子どもを殺している現状がなくなりません。
実のところ、重度障害者にテクノロジーを適用するにあたり、細かいパソコンの知識は不要です。
あかりさんのお母さんも含めて、よく活用できている当事者の支援者の多くは「パソコンが苦手」なのです。
必要なのは、愛情と行動力!重度障害者のテクノロジー利用はだれの仕事でもないので、それが一番重要なのです。