次に、介護報酬の請求から支給までのスケジュールを見てみましょう。
給付金はいつもらえるのでしょうか? レセプトを提出してから、給付金が下りるまでのサイクルを、例にあわせて簡単にみてみましょう。
【例:9月1日から30日までのサービス提供】
- 9月1日から9月30日 サービス提供
訪問介護、デイサービスなど、利用者と契約したサービスを提供します。 - 10月1日から10月10日 書類作成、提出
サービス提供翌月の10月10日までに、給付金を請求するための「介護給付費明細書」と「介護給付費請求書」を作成、提出します。 - 11月25日 給付金支給
国保連で審査が行われ、不備がなかった場合は、請求期間翌月の11月25日に給付金が支払われます。
このサイクルを見てもわかるように、サービス提供から支払いまで約2ヶ月かかります。
しかも、審査で不備があった場合は、レセプトが審査月の翌月6日頃に国保連合会から事業所へ返戻(へんれい)されます。その場合には、不備を訂正し返戻された月の10日までに再提出。以後は通常と同じスケジュールになり、この事例の場合であれば、給付金が下りるのは12月25日になります。
不備申請で再提出した場合も、不備の箇所だけが審査になるのではなく、審査は1からやり直しになります。提出するデータは正確なものを提出しないと給付金が下りなくなり、事業所にとっては経営に響きかねません。