私たちの携わっている仕事は、世間一般的には排せつや入浴、食事のお世話をしたり困りごとの相談にのったりと多岐にわたります。
勤務先を聞かれて「介護業界で働いている」と返答した時に「えらいわねぇ…」と、いろいろな含みを持たせているんだろうなと言ったリアクションが返ってきた、というような体験をしている人が、少なからずいるのではないでしょうか。
それはきっと、私たちの仕事が高い専門性を持って対応する専門職として世間に認知されていないことからであると考えています。
直接介護にせよ相談業務にせよ、私たちの仕事は対象者の快適で豊かな生活のために様々な技術や技法を活用して対応する極めて専門性の高い職種なのです。
より良い信頼関係を築き、良い援助関係を構築する為に私たちは日ごろ様々な創意工夫をしているはずです。
それはまさに創造でありアートなのです。
私たちが私たちの仕事の本質がアートであるという自負を持ちそれを広く一般に知らしめる様活動することが介護・福祉の質の向上につながると思うのです。