一般的にサービス業となると、飲食や理美容、ホテル等を想像するが、それらと「医療・介護」には大きな違いがあると思う。
特に介護サービスとなると、その方の生活をサポートすることで、その日の暮らしを成立させなければならない。
高齢者住宅であれば、それが24時間365日である。
多様な形態がある高齢者住宅で共通して提供するサービスとしては、入浴や排泄介助等の介護サービスをはじめ、体調管理等の看護、食事提供、洗濯、アクティビティ、機能訓練などがあり多岐に渡る。
このように高齢者住宅における提供サービスは幅広く、それぞれのサービスの質を維持していくことはそう簡単なことではない。
ましてや、お住まいの高齢者住宅内においては、すべてのご入居者に公正・公平に対応することを原則として、一定のサービスを提供するが、それぞれのご入居者は、歩まれた人生が違えば、趣味や思考も違う。
そう言った意味では、たとえ同じサービスを提供したとしても、同じように感じることもあれば、そうでない場合もある。
では、その中で、サービスの質を維持していくために何に焦点を合わせて考えるべきか。
それは、サービスを受けたその方にとって、いかに『心地の良さ』を感じていただけるかが、とても大切ではないかと思うのである。
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