近年の傾向では45歳から65歳の方の、体調の変化・認知能力の低下・認めたくない老化現象等で、「うつ病になりやすい因子」が増え初老期うつ病の方増えているそうです。
主症状は、生き甲斐や興味の消失、不安感などです。
うつ病にはモノアミン仮説という脳内の神経細胞間の情報伝達が阻害されることで、うつ病がおきるという仮説です。
神経伝達物質モノアミン(ノルアドレナリン・セロトニン等)が不足してうつ病が発症するのではと考えられています。
ノルアドレナリンの不足は、不安や恐怖といった精神状態が起こる。
セロトニンが不足は、感情不安定や意欲、食欲や睡眠などに障害が出やすくなる。
うつ状態は、このセロトニンとノルアドレナリンが極端に減少している事が解っており、この二つの神経伝達物質の減少が、うつ病の原因ではないかという考えが有力となったのです。
人と人との関わりを持つアロマトリートメントは、アロマの香りと心地よい温もりで、うつ病の原因である脳内の神経伝達物質であるセロトニンやノルアドレナリンへ働きかけ、不安や恐怖、感情不安定や意欲、食欲や睡眠障害などに効果があります。
アロマトリートメントを提供する事により、初老期から高齢期のうつ病対策として一助になれば私の取り組みも成功なのではと思って精進しています。
最後になりますが、アロマトリートメントは専門のスタッフだけではなく、本人・家族・スタッフにも体感し、お互いに向き合い寄り添う優しい時間を作りたいのです。
家族との優しい時間の共有によるメンタルヘルスやスタッフの利用者とのアセスメントに 繋がるとも思います。
私は利用者・家族・介護職員・地域の人 様々な人たちの「Halelea」が多くあることを願います。