なので、パトカーを呼ばないで自宅で最期を迎えるためには、訪問看護を活用してもらいたい。
訪問看護を知らない人からは「料金が高い」「何をしてくれるの?」と質問される。
訪問看護を使ってくださった利用者・家族からは「不安が安心に変わりました」という言葉を頂く。訪問看護師が関わることで、ヘルパーさんたちからも「安心できます」と良く聞く。
多くの利用者からは「やっぱり住み慣れた家で死にたい」という言葉を聴く。
今こそ、訪問看護は「遣り甲斐がる職業だ」と声を大にして言いたい。
人間で生まれてきた以上「生・老・病・死」がある。多死社会を迎えた今こそ「老・病・死」に訪問看護が必要である。
夜間休日を問わず、緊急時対応できる訪問看護ステーションが増える必要があるのではないだろうか。訪問看護師の負担を軽減するためには、大規模化を目指すということが必要である。
「訪問看護師たちよ、立ち上がれ」多死社会に向けて、訪問看護師が多職種連携をしながら、死に場所を求める人たちの受け皿になるのだ。