変化の時代の人材施策

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介護コラム

古川 透 氏

(株)一広バリュークエスト
取締役営業部長

第一回では、現在の求職者の職探し方法の変化やトレンドについてご説明するとともに、サイト内表示順位<視認回数の施策の台頭を示唆。

第二回では、介護職における採用マーケットの状態をご説明するとともに、増加傾向にある「潜在介護人材」をいかに誘引し、長く働いてもらうかといった情報戦略について自社HPの有用性をお伝えする内容になっていました。

- 日本企業におけるコスト構造課題 -

さて、採用トレンドの急変や人材の介護で働くことに対するギャップなどから、従来型の人材戦略では事業が立ち行かなくなってきているという事実については、皆様も知るところかと思います。

採用戦略が高度化する一方で、目まぐるしい環境変化により事業戦略も複雑化してきています。

重要なのは、組織として全体のコスト感の見直し、効率の向上を考えることにあると思います。

そのため、私共はRPO(採用代行)サービスの効率的な導入や、AI(人工知能)メディア選定サービスといった先端サービス/HRTech(人材系テクノロジー)の活用を推奨しています。

それだけ、人の手や内部のリソースだけでは変化のスピードについていけないのが現状になりつつあるということでもあります。

求職者が今までとは違った動き方をしてきている分、その変化や動き方を見逃さぬよう、情報発信できるプラットフォームを施設様ごとに保有しておくということも非常に重要な鍵となっています。

  1. サイト内表示順位<視認回数の求職者動向に合わせたIndeedなど検索に強いメディア活用。
  2. 求職者を自社の仕事に動機づけるための信頼性のある情報プラットフォームとしてのHPの整備。
  3. マーケティング視点での広報(HP)×広告(従来メディア+Indeed等の検索連動型広告)のメディアミックス。

上記のような組み合わせた施策をうまく推し進めるためには、まずはHPの効果的な整備から初めて見ることが近道になるかもしれません。

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